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子育てをマインドフルネスに
子供が生まれた瞬間は、こみあげる感動と、これからはじまる新しい生活に期待で胸を膨らませます。
楽しいことがたくさん待っていて、父親として、母親として、充実した毎日になる…誰もがそう思うことでしょう。
しかし、子育てが始まると思い通りにならないことに毎日イライラして、初めの感情は次第にどこかに忘れてきてしまいます。
「自分の時間がない」
「早く子供を寝かせてしまおう」
「もっと仕事に集中したいのに」と
子育てそのものと向き合わない子育てをしていると、ただただやり過ごす毎日になってしまいます。
子供が生まれれば、子育ては誰もが経験することで、誰でも簡単にこなしているように見えます。
しかし、実際に子育ては大変で、本当に疲弊するものです。
まだ小さい子供は、話も通じず、何もできないのに自己主張ばかりして、親の思いどおりにはなりません。
私は子供と一緒にいる時間でも、家事やネットサーフィンなどをして、なるべく子供と関わらないように過ごしていました。
その方が自分の気持ちを平静に保てるからです。
しかし、このように関わらないというのは、親と子の双方にとってあまりいい影響を生みません。
子育てに目を背けず、しっかりと子供に向き合ったほうが、子育ての色々な場面で柔軟に対応できるようになります。
子供とマインドフルネスに関わってみましょう。
まずは親がマインドフルネスに
人間関係でうまくいかなくて状況をよくしようと思ったとき、苦手な相手の性格を変えることはできません。
変えることができるのは、自分の相手に対する考え方だけです。
子育てもそれと一緒です。
子育てがうまくいかないからといって、子供の性質を変えることはできません。
特に子供が小さいときは、子供に対して変化を求めるのは無理があるでしょう。
変われるのは、親だけなのです。
そこで、まずは親自身がマインドフルネスを実践し、子育てに向き合っていく必要があります。
親が子供と積極的に関わり、この瞬間の子育てに集中していけば、子育ての内容が変わっていきます。
そうすると、おのずと子供も変わっていきます。
自分と子供の感情に気がつく
マインドフルネスの力で子育てを少しでも楽しく充実したものにしたいと願う人は、これまでの子育てを振り返ってみましょう。
自分がどんな親であるか知ることで、改善の糸口が見えてくるかもしれません。
そして自分の気持ちや子供の気持ちを見つめましょう。
マインドフルネスで大切なことは「気がつくこと」でした。
それは子育てにおけるマインドフルネスでも同じことです。
まずは、自分がどう感じているかに気がつきましょう。
子育てをノンストレスでできる親は、ほとんどいないといっていいでしょう。人を一から育てる訳ですから、大変でストレスを感じるのは仕方のないことです。
さらに、子供が生まれてから親の手を離れるまでには、長い年月がかかります。
思うように子育てできず、やりたいこともできず、いつ終わるのかも見えない、いったい自分が何のために生きているのかも、わからなくなってしまいます。
このように多くの親は、どうしてストレスなのかわからないまま子育てをしています。自分がつらいのか、みじめなのか、怒りを感じているのか気がついていないのです。
「いつもなんとなくイライラしている」でやり過ごしてしまっています。
マインドフルネスを実践して、まずは自分の中にどのような感情があるのか気がつくことが必要なのです。
また、子供の心や行動に気がつくことも大切です。
子供は、大人が理解できない行動を繰り返すものです。
「どうしてこの子はこうなんだろう」「どうして言うことを聞かないの」「手がかかる」などと、子供を評価せずに、ただ理解してあげるだけでいいのです。
まずはありのままの子供を受け入れて共感してあげることで、子供は「わかってもらえた」と安心することができます。
マインドフルネスを実践することにより、子供の気持ちや、非言語的なサインにも気がつきやすくなります。
人は毎日選択をして生きていますが95%以上無意識に選択しているそうです。
少し立ち止まって
「気がつくこと」「ありのままを受け入れること」を気づけたらいいなと思います。
少しでも子育てが幸せなものになりますように。
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