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今回はマインドフルネス瞑想をする前に知っておきたいポイントを書いていきたいと思います。
評価をしない
評価をしないとは「これは良い」「これは悪い」と決めないことです。
人は、見えるものや感じるもの、周囲で起こっているすべてのことに対して評価をしてしまっています。
しかも、その評価は自分の意志ではなく、無意識によって機械的におこなわれているため、自分自身でも気がついていません。
自分を内省するトレーニングを始めると、自分がどれほど物事を評価しているか気がつくことでしょう。
瞑想を始めると、「退屈だな」「私は瞑想が下手だな」と思ってしまうことがあると思います。
これがすでに「評価」なのです。
しかし評価をしている自分を責める必要もありません。
まずは「自分は色々なことに評価をしているんだな」と認識することが第一歩なのです。
初心を大切にする
瞑想をするときには、初心を保つことを心がけましょう。
マインドフルネス瞑想には、「呼吸法」「歩く瞑想」「食べる瞑想」などさまざまな瞑想方法があります。
瞑想を繰り返していくと、「私はこれを知っている」「これは難しかった」と、これまでの瞑想から得た体験に意識を向けてしまいがちです。
しかし、それでは今おこなっている瞑想に集中できません。
ですので、これまでの体験をもとに評価することは避けるように心がけましょう。
初心で臨めば新たな発見をしたり、これまでとは違った体験ができるかもしれません。
受容する
物事を、あるがままに受け入れましょう。
日常の中で物事をあるがままに受け入れるということは、眠いなら「眠い」、忙しいなら「忙しい」と認め、理解することです。
人は、すでに起こってることについても、認めない、受け入れない場合があります。
例えば誰かの死や病気、自分の体型、失敗してしまったことなどです。
否定ばかりして、その事実を認めないと、そのことに対して多くのエネルギーを使ってしまいます。
マインドフルネス瞑想でも「受容する」という姿勢で取り組みます。
つらい気持ちや悲しい気持ちになっても、その気持ちを否定せず、あるがままに受け入れます。
瞑想のときに体のかゆみや痛みを感じても、否定的な感情を持たずに、そのままにしておきます。
こうしたトレーニングをすることによって、どんなことが起こってもそれに冷静に対処できるように自分自身が成長していけます。
信じる
自分以外から得た情報を信じるよりも、まずは自分を信じます。
「自分を信じる」とは、自分の直感、感情、判断を信じることです。
もちろん、本で調べたり、先人の知恵を学ぶことは大切です。
しかし、そうした情報を手に入れても、あくまで判断するのは「自分自身」であることを忘れてはいけません。
マインドフルネス瞑想でも、自分のことを信じる姿勢がとても大切になってきます。
瞑想によってトレーニングを続けることで、自分は自分であることとそれがどのような意味を持つのかを学んでいくのです。
手放す
マインドフルネス瞑想では、心が何かにとらわれていたら、それを手放すことを学びます。
心がとらわれていると、瞑想していてもそのことが次から次へと思い浮かんできます。
それが楽しいことであっても、つらいことであってもです。
そのような状態のときには、いったん手放し、客観的にどのようなことが起こっているのか観察します。
このとき、自分がこの状態を評価していることに気づいたら、「私は評価している」と認識します。
評価していたことについては、それ以上深く考える必要はありません。
難しいかもしれませんが、こうしたプロセスを少しずつ体験し習得していけば、手放すことが容易になっていきます。
自分≠感情
人は、普段は自分の感情や思考に自己を支配されています。
自分の意志とは関係なく、次から次へとわいてくる感情に流されてしまっている状態です。
マインドフルネス瞑想では、自分の感情や思考を客観的に観察するため、自分の意志とは裏腹に勝手に流れ込んでくるような感情や思考と距離を置くことができるようになります。
そうすると、どんな感情や思考が流れてこようとも、それに支配されることがなくなります。
認識し、気づくことで、執着することなく手放せるようになるのです。
マインドフルネス瞑想では、自分は感情そのものではなく、「自分自身と感情は別のものである」という姿勢でいるように心がけましょう。
目標を決めない
何かに取り組むときは、目標を決めるとモチベーションが上がり達成しやすくなります。
しかし、マインドフルネス瞑想に取り組むときは、目標やゴールを設定する必要はありません。
マインドフルネス瞑想を始めるきっかけは人によりさまざまな理由があると思います。
自己肯定感を高めたい、イライラしたくない、集中力を高めたいなど。
マインドフルネス瞑想に取り組むときは、一旦、これらの目標は忘れましょう。
目標を設定して瞑想に取り組むと「自分はまだ目標設定から遠い存在なんだ」という思いがわいてきてしまい、集中の妨げになってしまいます。
ありのままの自分を受け入れるという意味でも、目標を設定しないで取り組むようにすることが大切です。
子供の思考パターンがきまるのは6歳までの経験で95%決まると言われています。
そう考えるとほとんどが親の影響によって決まると思いませんか?
マインドフルネスが子供にとって素敵なプレゼントになりますように。
読んでいただいてありがとうございました。
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